Mogicはかんがえる

少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2021.12.20

クロノスとカイロス

西洋には昔から「時」にまつわる二つの区分があり、クロノスとカイロスと呼ばれています。

Wikiよりちょっとわかりづらいですが引用しますと
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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%8E%E3%82%B9_(%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%AE%E7%A5%9E)

時間神クロノスと、やはりギリシア神話の神カイロスという2つの言葉は、元々は「時」を表す一般名詞である。καιρός(カイロス)は「時刻」、χρόνος (クロノス)は「時間」を、それぞれ意味する。
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連続的にずっと過去から未来につながっているものをクロノス、今の一瞬を深く刻みこんでとらえるのがカイロス。

この二つの軸を応用すれば、世界は切り取りやすくなります。

1cm自体は見えるものの、1cmを細かく分割していくと無限に終わらない、数学の話。

将来のために定期預金をしながら、今日は特別なごちそうを家族で堪能するという、お楽しみの話。

達成すべき目標のKPIを設定しつつ、実際に画面を操作する人の体験(ユーザビリティ)を究めるという、ウェブサービスの話。

過去の数字から会社の業績を予想しながら、働いている人の満足感を高めるという、会社経営の話。

クロノスとカイロスという二つの概念。

このように区分されたのは、おそらくうまく両立させるのが難しいからかと推測しています。

あまりに個人の世界に没入しすぎても世界と折り合いがつかず、世界のルールばかり気にしていては個人がなくなります。

しかしながら東洋的に見れば、理解しやすいように二つに区分するから問題が生まれている可能性もあります。

ですから、そのあたり全体を踏まえて経営するときは慎重に一つずつ考えるようにしています。

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