『自分たちの好きなように会社を作っていけばいい。
他と違ってても、普通じゃなくても、信じられることをやっていく。
信じられることって、案外と少ないものですから
そう、本当に愚直に、率直に、真摯にそれを探してきたんです』
2024.04.08
「あなたが普段から食べているものを教えて欲しい。あなたがどんな人であるか、当ててみせよう」
これは、18世紀に生きた美食家の言葉としてよく知られています。
時は流れて、21世紀初め
今度は、似たようなことをコンピュータに尋ねられるようになりました。
「あなたが普段から使っている単語を教えて欲しい。あなたがどんな人であるか、当ててみせよう」
そうして、さらに進んで現在
「あなたが普段から使っている文章を教えて欲しい。あなたがどんな人であるか、当ててから代わりに書いてあげよう」
食べ物を生活様式の表象としてベクトル化し、食べ物と食べ物の間にある相関係数を使って人物像を割り出す手法は、単語や文章、画像にも及ぶようになりました。
一個人のユニークさが、統計というフィルタを透過して平たく写像される流れは避けようもありません。
人が人を人らしく感じられるとは何か?
その境界線はどこにあるのか?
これからの会社経営で、とても大事なテーマになってきました。