Mogicはかんがえる

少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2020.11.10

会社にまつわる直感

フィットネスやワークアウトをして、体組成計で細かくデータをとることは一般的になりました。

全体の体脂肪だけでなく、右腕や左脚など個々の数値の変動が分かるので、次のプランを立てやすくなります。

たとえ体重は減らなくても、筋肉量が増えて脂肪量が減ったりすることが分かれば、長期的な体調管理に役立ちます。

会社も体と同じように細かくデータを取り、分析することができます。

試算表、決算資料(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)といったものから、ビジネスや部門ごとの特徴にあわせて設定されるKPI、レバレッジの掛け方に関係する資本効率やバーンレート、企業価値に関するバリュエーションまで。

数多くありますので、好きに選んで組み合わせられます。組み合わせた指標をベンチマークに、会社の体調を管理することができます。

しかし、会社を人と同じような視点で見ていくのには限界があります。

理由は簡単で、人は一定の大きさにしか成長しないのに対し、会社はどんどん大きくなってしまう可能性があるからです。

働く人が1人の時、10人の時、30人の時、100人の時、1000人の時、それぞれで全く違う視点で違うデータの組み合わせが必要です。

またはクライアント数が1社、10社、100社、1000社・・・の時も同様です。

前と同じような指標、スタンスでやっていて気がついたらおかしなことになってたというのはよくあります。

ではどうするか?となって、やはり自分たちの手で自分たちの心地よい場所を保ち続けたいので、会社の運営手法を不連続に切り替えていく必要があります。

アイデアを試せたり、お互いを信頼して議論できる環境をキープするために、制度やシステム、コミュニケーション方法をごそっと入れ替えていく。

このあたりの設計やタイミングは、連続的に見える数値指標からは作れないので、直感に従うしかなさそうです。

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