Mogicはかんがえる

少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2020.03.18

ざわざわ感、求む

コロナウイルス感染へのリスクを考慮し、一部のメンバがリモートワーク(在宅での仕事)をしています。

リモートワークを開始して1ヶ月ほど経ったので、今一番何が求められているかヒアリングしてみると「ざわざわ感が欲しい」という予想どおりのような、予想外の意見でした。

そもそもリモートワークを開始する時に3つの軸で準備を進めてきました。

1つ目が物理的な環境の整備、2つ目が業務フローの再設計、3つ目がメンタルのケアです。

その時に1ヶ月後にどうなるかをメンバで予想していて、それが物理的な環境の整備はほぼクリアされていて、業務フローで何か課題が残り、メンタルは落ち込みがちになるのではないかというものでした。

結果は予想の延長線上にありましたが、よりメンタル面で繊細かつ複雑に思いを巡らせないとダメだということに気が付きました。

ただ先行きが不安で落ち込んでいるというものではなく、経済状況や海外事情というマクロへの漠然とした不安に加え、自分自身が心地よく仕事をしながら成長していく上での「何か」が欠落しはじめ、求めているように感じました。

そのためか、リモートワークのメンバは自然と自分のスタイルに工夫を加え始めています。

朝から着付けをして着物でパソコンに向かってみたり、昼ごはんに土鍋で鯛めしを作ってみたり、幼い子どもを背負いながら考えごとをしてみたりと。

ただそれでは埋まらないので漠然と「ざわざわ感、求む」という表現になっている気がします。

ざわざわ感にはいろいろな意味合いが含まれているようで、先輩の作業をちょっと見て真似したいとか、新しいプロジェクトの議論を盗み聞きしたいとか、自分個人のネタを少し披露したいとか、突発的なケーキ作りのイベントにちょっと参加したいとか

このあたりの曖昧なものに働く喜びや成長していく糧、新しいアイデアを生み出すヒントがあるみたいなので、もう少し話し合ってみようと思います。

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