Mogicはかんがえる

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新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2024.07.01

最後はスイーツなんだなあ

珍しくあっちへこっちへとバタバタしていたら、すっかり夏越の祓(なごしのはらえ)を忘れていました。

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大祓(おおはらえ)
https://w.wiki/3zah

大祓(おおはらえ、おおはらい)は、日本の神道儀式の祓の1つ。

明治6年太政官布告によって休暇期間としては定着しなかった夏越の祓であるが、『拾遺和歌集』に「題しらず」「よみ人知らず」として、「水無月のなごしの祓する人はちとせの命のぶというふなり」という歌にも見える夏越の祓は、古くから民間でも見られた年中行事のひとつであり、さまざまな風習が残っている。

夏に挙行される意味として、衣服を毎日洗濯する習慣や自由に使える水が少なかった時代、半年に一度、雑菌が繁殖し易い夏を前に新しい物に替える事で、残りの半年を疫病を予防して健康に過ごすようにする意味があったのではと考えられている。

また、旧暦6月晦日にはほとんどの地域で梅雨が明け、猛暑と旱(ひでり)が続く夏本番を迎えることになるが、この過酷な時期を乗り越えるための戒めでもあった。
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忘れていたとなれば、ついぞ行事にちなんだ和菓子、水無月を食べ損ねたことになります。

今年はみんなに買ってこれなかったなと思うにつけ、ああ、そういえばなんで夏越は水無月なんだろうと気になってきました。

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水無月 (和菓子)
https://w.wiki/Ag5o

藤本如泉『日本の菓子』(1968年)によれば、現在の形の水無月は昭和に入って京都の和菓子屋で作られるようになり、行事食に取り入れられたと言う。

三角形に切った白いういろうは「氷室の節句」の氷をかたどったものとも、四角を半分にしたことで1年の半分を示しているとも言われており、また小豆の赤い色にも厄除けの意味があるとされている。
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意外にもバレンタインデーのチョコと同じような由来だったんだと思うと

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バレンタインデー
https://w.wiki/3bCi

戦前に来日した外国人によって一部行われ、第二次世界大戦後まもなく、流通業界や製菓業界によって販売促進のために普及が試みられたが、日本社会に定着したのは、1970年代後半であった。

毎年2月に売り上げが落ちることに頭をかかえていた菓子店主が企画を発案したと云われている。

「女性が男性に対して、親愛の情を込めてチョコレートを贈与する」という「日本型バレンタインデー」の様式が成立したのもこのころであった。

文化的に日本の男性は女性にプレゼントをする習慣があまりなかったため定着しなかったので、女性から男性に贈るというキャッチコピーに変えると徐々に流行りだした。

菓子店の企画と広告、キャッチコピー、宣伝方法、百貨店とのタッグなどによる商戦の成功であったといわれている。

なお、バレンタインデーにチョコレートを渡すのがいいのではと最初に考案して実践したのは、一説に大田区の製菓会社メリーチョコレートカムパニーの原邦生であるとされる。

原はその時「一年に一度、女性から愛を打ち明けていい日」というキャッチコピーをつけたといわれている。
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ちょっとほっこりした気持ちになりました。

夏越の祓という仰々しい名称といえど、または聖人を祝う記念の名称といえど、結局最後はスイーツなんだなあと。

1年に何度か区切りをつけるとして「やっぱ、シンプルに美味しいもの食べて祝うのが正解だよね」というのなら、きっとみんなはこぼれんばかりの笑顔でこっちを見てくるんだろうなあ。

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