Mogicはかんがえる

少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2022.05.16

小さなヨットのよう

週末に小型ヨットの講習に行って久々に長いこと固いデッキや椅子に座ったせいか、腰がカチコチになりました。

あわせて覚える用語やするべき動作が多いので、頭もパンパンです。

そもそもヨットには二つの帆があり、それに連動したシート(ロープ)を加減し、片手で舵(ティラー)を操ります。

天気は刻一刻と変わり、風は小刻みに振れて、いく先の波を感じ取らねばなりません。

自分が操作すると要素が多くてうまく変化できず、流れに乗り切れないことばかり。

少し慣れてきて、ふとした瞬間にうまくはまると風に乗ったようで楽しくなってきます。

これが動力で進む船にはない、自然との一体感なんでしょう。

そうしてやっぱり、手探りで感じて変化していくところが起業と似ているんだなあと思います。

クライアントのかすかな声、新しい市場のまたたき、消え入りそうなお金、必死にくらいつく努力。

あれもこれも上手に反応しなきゃいけないと思っても、大概はうまくいきません。

ひたすら感じるままに風に乗れる瞬間を求めていくしかないのです。

数年前に子会社を作りはじめたのは、一緒に働くメンバにそういう経験をしてほしいと考えたからでした。

遠くから眺めていたり、誰かが操縦している船に乗っても味わえない感覚。

今も自分たちの小さなヨットで漕ぎ出して、あらゆることに合わせようとしてもがいています。

雨が強くても波が高くても前を向いていますから、いつの日かうまく風をとらえてくれることでしょう。

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