少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。
2022.06.27
「自分を認めてもらいたければ、他人の存在を認めることです」
額から汗がしたたり落ちる坂道で、そのフレーズを思い出しました。
最初に聞いたのは学生の頃でしょうか。
今でもそれは難しいことだと感じます。
たいていは他人より優れていることで、自分の優劣を見定める場面が多いからでしょう。
テストでいい点を取り、偏差値で自分の位置を確認する。
部活でレギュラーになり、活躍して自分の居場所を見つける。
SNSで目立つ写真をのせて、フォロワーで自分の存在を感じる。
会社で分かりやすい実績を残して、出世して自分の価値を上げていく。
起業して良い業績をアピールし、キラキラした自分の姿をアップしていく。
これらは他人との比較の果てに自分を定めるのですから、最初から異なる世界を切りとる他人は認められません。
このフレーズが伝えたいことはおそらく、競争では得られない充足感が存在するということ。
他人を理解し慮らなければ、辿り着けないものがあることでしょう。
ぐっと汗を拭い、照り返すアスファルトにうんざりして仰ぎみる入道雲はオフィスの上に伸びています。