Mogicはかんがえる

少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2020.12.01

未来で外部性を引き起こすもの

外部性という難しい単語からスタートしてみました。

経済用語でWikiによれば

「外部性(がいぶせい、英: Externality)は、ある経済主体の意思決定(行為・経済活動)が他の経済主体の意思決定に影響を及ぼすことをいう。一般に経済学では、ある経済主体の意思決定は他の経済主体の意思決定に影響を及ぼさないと仮定するが、現実には他の経済主体の影響を無視できない場合がある。そこで、そのような場合に対処するために考案された概念が外部性である。」

となります。

すごく当たり前のことを難しくいっているのですが、単純にいうと「誰かが何かしたら、思わぬ形で誰かが影響受けたりすることもあるでしょ。そのすべてをまとめて見てみよう」です。

山で木を切りすぎて、土砂が流れ出し、少しずつ栄養分が少なくなって、河口のプランクトンが減り、魚がとれなくなったりすることだったりします。木こりの利害だけで進めると、漁師に思わぬ影響が出ます。

ビジネスにおいて、今の外部性より、いつか起こる外部性の可能性に目を向けることはとても大切だと思っています。

ちょうど未来で生まれる外部性を示唆するものがあったので引用します。

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エクストリーム経済
https://www.harpercollins.co.jp/hc/books/detail/13405

これから向かう未来のなかでも、確実にそうなることがわかっている代表的な例は都市化だ。

1950年代には、世界人口の70%以上が農村部に住んでいた。

経済学で考察する問題は、大半の人にとって農村部の問題だった。

その後、長い年月をかけて人が移動した結果、街や都市は大きくなり、縮小した。

2007年は、世界の都市人口が初めて農村部の人口を上回った、特筆すべき年だった。

中略

2050年には1世紀前のパターンが逆転し、70パーセントの人が都市部に住むようになる。

かつてアルフレッド・マーシャルが論じた集積の経済が、さらに力を持つことになるだろう。

中略

次の10年間で最も重要な動向は、高齢化、テクノロジー、不平等だ。

この3つは世界に共通する動向で、すでに大きな懸念を引き起こしており、今後も強まっていく可能性が高い。
ーーーーー

いずれにおいても新しい教育の重要性が高まると感じています。

未来のことはまだ分かりませんが、新しく生まれてくるものを真摯に学んでいきたいと思います。

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