Mogicはかんがえる

少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2022.07.04

発想をはぐくむタネ

化学用語に共鳴構造というのがあって、それをヒントに組織を作れないかと考えたことがありました。

共鳴構造とは、ある分子において原子同士の位置は変わらずに電子の位置だけ変化することでより安定する状態を指したものです。

ちょっと難しい表現になっていますが、以下を引用します。

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https://kotobank.jp/word/%E5%85%B1%E9%B3%B4%E5%AE%89%E5%AE%9A%E5%8C%96%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC-53060

1つの化合物について物理、化学的に想定される化学構造式が複数ある場合、それらの構造を重ね合せた状態を仮定して、分子は各構造の間で共鳴しているという。

分子はいくつかの構造の間を共鳴することによって、共鳴しないと考えた場合よりもエネルギーが低下する。すなわち分子が安定化する。
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チームを分子、人を原子、リーダーシップを電子と例えたときに、いつも誰かがリーダーシップをとるのではなくて、局面に応じてリーダーシップがチーム内で移動することで、いろんなストレスに対して弾力性が高まるのではないかというアイデアです。

しかしながら、ここで出てくる疑問は「人の間でリーダーシップが移動するなら、誰がそのリーダーシップの移動を決めるのか」ということ。

この回答は分子を見ればわかるように、原子同士が話し合っているわけでも誰かが決定しているわけでもなく、原子の特性と組み合わせがそうさせているので、それを参考に設計すればいいのではないかと。

Mogicらしい組織とは何かと議論していると、ひょんなところから発想をはぐくむタネが運ばれてきます。

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