Mogicはかんがえる

少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2024.06.04

フェイルセーフ、スルーセーフ

機械をいじっていると、よくフェイルセーフという単語に当たります。

いうなれば、故障しても怪我しない仕組み、ということでしょうか。

膨らませるために、Wikiより引用します。

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フェイルセーフ
https://w.wiki/3VNK

フェイルセーフ(フェールセーフ、フェイルセイフ、英語: fail safe)とは、なんらかの装置・システムにおいて、構成部品の破損や誤操作・誤動作による障害が発生した場合、常に安全側に動作するようにすること、またはそう仕向けるような設計手法で信頼性設計のひとつ。

これは装置やシステムが『必ず故障する』ということを前提にしたものである。

飛行機の場合は、エンジン故障で全推力を失っても滑空して無事着陸できる設計であればフェイルセーフである。

ヘリコプターのエンジン停止においては、オートローテーションという飛行方法により飛行機同様滑空して着陸することができる。

ヒューズは、過電流が流れた場合にヒューズ自身が溶けて壊れることにより、それ以上の過電流を止めて基板等の焼損や出火を防止する。

この点で、電気回路にヒューズを挿入することやヒューズそのものも一種のフェイルセーフであるといえる。
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『必ず故障する(間違う)』ということを前提に置いておく。

この考えは会社の運営やマネジメントでとても重要だと感じています。

いうまでもなく、組織や人はしょっちゅう間違いますから。

意図するしないに関わらず、間違っちゃうんですね。

そんなそばから、さっき2つ間違えましたし。

と、そんなことなら

間違いなく、間違いありきで組み立てるしかない。

たとえミスがあったとしてもうまくやれる制度や雰囲気を作る。

それが自分の考える経営なのかなと。

だったらと口に出してみれば

誰かが間違えたらほかの誰かが指摘できるような環境を目指しつつ、それでも気まぐれな人間という存在が指摘するという行為を忘れてしまわないよう、システムで自動的に検知する仕掛けを入れながら、そもそもそのシステムを設計する段階で間違いの可能性を見落とさないために、普段から月1時間ほど「みんなで間違い探し」する時間を設けてみるものの、もちろん万全ではないし、むしろ起きてしまった間違いを別の意味で正解と捉え直すようなゆとりを保つこと

となってきてしまい

そんなことになれば

「はじめから失敗を口にするなんて縁起でもない」
「ダメなことを思い浮かべれば悪い流れを引き寄せてしまう」
「今まで大丈夫なんだから、あえて粗探ししなくていいんじゃない」
「複雑に考えずにさ、出たとこ勝負だよ」

なんて言われたりすれば、俄然、馬の耳に念仏なフリ。

じゃないと、ずっと後になって

「流されずにもっと考えておけば良かった」
「やれるって、みんなで盛り上がったし」
「勢いが一番大事だと思ったんだけど」
「まさかそうなるとは思わなかった」

と、言いたくないですから。

一見、正しそうな意見でもピンとこなかったらスルーしてもセーフなんじゃないでしょうか。

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