少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。
2024.06.17
エンジニアと話していると「再帰(リカージョン)は、構造を見極めることが大事です」となります。
ということで、今回は再帰を使ってちょっと遠出してみようと思います。
まずは前提条件の再帰の定義より
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再帰(リカージョン)
https://w.wiki/3TjR
再帰(さいき、英: Recursion, Recursive)とは、ある物事について記述する際に、記述しているもの自体への参照が、その記述中にあらわれることをいう。
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平行な合わせ鏡の間に物体を置くと、その像が鏡の中に無限に映し出される。このように、あるものが部分的にそれ自身で構成されていたり、それ自身によって定義されている時に、それを「再帰的(Recursive)」だという。
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言語学者ノーム・チョムスキーらは、言語において適格文の数に上限がなく、適格文の長さにも上限がないことは、自然言語での再帰の結果として説明可能だと論じている。
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手続きや関数といった概念をもつプログラミング言語では、ある手続き中で再びその手続き自身を呼び出すことを認める場合が多い。これを再帰呼出しといい、階乗計算やフィボナッチ数列のように、本来再帰的な構造をもつアルゴリズム(再帰的アルゴリズム)を記述するのに適している。
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ある大きな部位が複数の小さな自己相似に分岐する構造(フラクタル)など、再帰的な過程によって生じたと思われる形状が、植物や動物で時々見られる。野菜のロマネスコがその一例である。
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ロシアで生まれたマトリョーシカ人形は、再帰という概念の物理的造形例で、日本ではこうした形式を「入れ子細工」とも呼んでいる。
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マウリッツ・エッシャーによる1956年の作品 (Print Gallery (M. C. Escher)) は、再帰的な絵を飾った画廊を含む歪んだ都市を描いた版画で、無限に堂々巡りする構図となっている。
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踏まえると会社の経営は、極めて再帰的だなと感じます。
似たような単語に「回帰」があり、それは「もとの位置または状態に戻ること、あるいはそれを繰り返すこと」であることから、やはり経営は再帰だろうと。
分かりやすく例えてみます。
今日は財務について考えようと思い、本を読んだり、話を聞いたりします。
ひとしきり悩んで、この方法が最善だと思って行動に移します。
3ヶ月後に、いま一度財務について考えます。
すでに前回考え尽くしていますが、もう一度見渡します。
違う角度から思わぬ課題が見つかり、取り組むことにします。
そうして3ヶ月後に、さらにもう一度財務について掘り下げます。
もうないだろうと思っていたら、また新しい課題を見つかります。
ただの同じ状況じゃなくて、これまでの構造を使ってクルッと戻ってくる。
飽きることなく、テーマからテーマへと放浪しながら、帰ってくる。
だから自分にとって、経営は“続けられる物語”なんだろうと思っています。