『自分たちの好きなように会社を作っていけばいい。
他と違ってても、普通じゃなくても、信じられることをやっていく。
信じられること、それって案外と少ないものですから
そう、本当に愚直に、率直に、真摯にそれを探してきたんです』
2025.09.17
会社を運営する、となると時間の幅だけでざっくり11層ほどあります。
1層目:数十秒から数分
2層目:1-2時間
3層目:6-8時間
4層目:2-3日
5層目:10日
6層目:1-3ヶ月
7層目:6-12ヶ月
8層目:2-3年
9層目:5年
10層目:10ー15年
11層目:30年
もう一つ単位をいれると、空間的な幅で
1層目:メールを読んでいる
2層目:資料を作るなど一人で作業している
3層目:相手の話を聞いている
4層目:相手の話を理解した上で確認している
5層目:複数人の話を聞いている
6層目:複数人の話を理解した上で確認している
7層目:プロジェクトの状況を聞いている
8層目:プロジェクトを理解して確認している
9層目:複数のプロジェクトの干渉度合いを見ている
10層目:プロジェクトごとに評価を行い、修正する
11層目:部門ごとの連携度合いを見ている など
さらに一つ単位をいれると、職種的な幅で
1個目:総務/庶務
2個目:人事
3個目:経理
4個目:財務
5個目:法務
6個目:セールス
7個目:マーケティング
8個目:開発
9個目:デザイン
10個目:品質管理
11個目:情報システム など
加えて、もちろん人の様子をみる必要があり
1個目:声のトーン、表情、しぐさ
2個目:発言する口調や言葉づかい
3個目:依頼の理解度
4個目:締切への感度
5個目:性格や特技
6個目:こだわりと頓着なさ
7個目:内なる動機
8個目:感情の出し方
9個目:得意な思考スタイル
10個目:協働作業へのスタンス
11個目:これまでの働きかた など
人が集まれば、組織ありということで
1個目:オフィスの備品
2個目:就業規則や評価制度
3個目:部門名と役割
4個目:プロジェクトの決定と進行
5個目:職種ごとの役割とステップアップ
6個目:業務フローの整備
7個目:コミュニケーション方法の決定
8個目:稟議や意思決定の場
9個目:価値観の調整
10個目:問題の対処方法
11個目:教育や採用フロー など
組織あれば、戦略が求められて
1個目:経済や社会の動向
2個目:業界の発展
3個目:プレイヤーの参入撤退
4個目:資金、設備の調達ステップ
5個目:ノウハウの蓄積速度
6個目:人が育つ度合い
7個目:プロジェクトの長短
8個目:複数プロジェクトの最適な組み合わせ
9個目:弱みを強みに転換する思考
10個目:膨大な未来シナリオの評価
11個目:リスクの算定とリカバー など
リスクだけを膨らませてみると
1個目:世界の情勢
2個目:景気の動向
3個目:規制の変化
4個目:競合の増加
5個目:価値の低下
6個目:資金繰りの誤り
7個目:品質の劣化
8個目:退職や組織の崩壊
9個目:サイバー攻撃の情報漏洩
10個目:契約違反やトラブル
11個目:コンプラ違反 など
政府や地方自治体への納付は案外と多く
1個目:法人税
2個目:法人住民税
3個目:法人事業税
4個目:地方法人税
5個目:消費税
6個目:固定資産税
7個目:健康保険
8個目:厚生年金保険
9個目:雇用保険
10個目:労災保険
11個目:源泉・社会保険の納付負担 など
ふぅ、書き出すだけでつかれましたが、無論これ以外にもあります。
ということはすでにお察しのとおり、膨大な組み合わせの可能性の先にあらゆるトラブルがありえるのです。
なのにそれを押してなお、会社を運営したいと思うのか?
その問いに答えられなければ、どこかで心が折れてしまうことでしょう。
僕らはといえば「そこまでしてでも、信じられる未来を自らつかみとりたい」となります。
別に昼すぎに北海道のお土産をほおばり、スイカを切り、中秋の大福をパクついたっていいじゃないですか(昨日のことだったり)。
それに意味と価値を感じられるのなら、突きすすむだけです。
限りない可能性の海で、“らしさ”という波が情報を自然と選んでくれる。
だから、ある意味でシンプル、ある意味で気楽なんです。