Mogicはかんがえる

『自分たちの好きなように会社を作っていけばいい。
他と違ってても、普通じゃなくても、信じられることをやっていく。
信じられること、それって案外と少ないものですから
そう、本当に愚直に、率直に、真摯にそれを探してきたんです』

代表取締役 山根陽一

2025.12.15

お金で時間を買うか買えないか

たまたま違うところから

「次はデッド(借入)でまかなおうと思うんですが・・・・・・」
「ここでエクイティ(株主資本)の調達って、どう思います?」

という相談をうけて、似たような感想を返していました。

つまり、ごく普通のこと

「お金を集めるのはいいけど、結局どれにどう投資する(何に対してどう燃やす)かじゃない」

というものです。

お金を燃やすという表現。

なんとも物騒ですが、ビジネス界隈ではよく使われます。

キャッシュ・バーンレート(お金を燃やす速度)という単語のとおり、お金を早く大量に使うことで時間やノウハウを買うといった考え方があります。

前借りして集めた大量のお金を使い、あっという間に優秀な人を集め、大きなオフィスを借り、目を引く提携を決め、記者や編集者と仲良くなり、CMやSNSで認知を広げて、未来の企業価値を計画して、資金がつきる前に期待値を最大化する、をくりかえす。

直線的にうまくいけば儲けものですが、意外とネックになるものがあります。

お金でいろいろスピードアップするはずなんですが、どうにもスピードアップできないものもあるんですね。

たとえば、子どもの成長で考えてみると分かりやすいでしょうか。

仮に1年分の食べ物を買い、1週間で食べられたとしても、すぐに1年後の身長や体重にはならないということです。

要はスピードアップにも差があり、きちんとスピードアップできるものとそうじゃないものを選りわけておく。

スピードアップできるものにグラデーションをつけて投資するけど、そうじゃないものはうまく見守る。

資金は調達したときがピークですから、減りつづけるお金に反比例するように焦りばかり募らせていけば、うまくいくものもいかなくなるのかなあと思ったりします。

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