少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。
2022.03.07
過酷な状況を作るには、締め切りを早めて作業量を増やすだけでいいと言われます。
明日までに1人で100人分の朝ごはんを作ってください、とすればできてしまいます。
量が増えれば自然と労働時間は長くなりますので、ブラックな労働環境に近づきます。
おそらくブラックな労働環境はそれを作りたくてはじめた訳ではないでしょう。
悪い結果もすべては最初に善意ではじめられたというローマ帝国のことわざのように、高い目標を作る気概とそれを短期間にこなそうとした熱意から生まれた、一つの結果だと考えています。
そんな危険があるなら、わざわざ高い目標を掲げなくてもいいじゃないか?という意見が出てきます。
目標を設定しないとどうなるか?
誰も作業をしなくなるんじゃないか、成長が止まってしまうんじゃないか、チームがばらけてしまうんじゃないか、競争に負けてしまうんじゃないか、といった不安が頭をもたげてくるものです。
と、ここまで考えて「目標」の難しさに思い至ります。
目標は作るべきか、どのぐらいの目線の高さか、締め切りは必須なのか、守れなかったら問い詰めるべきか、フェアにするべく罰を設けるべきか、目標をクリアしたら新しい目標を作るべきか、目標らしくない目標もありか、といった課題が押し寄せてきます。
難しくはあるのですが、絶えず「誰のための、何の目標なのか」が抜けないように気を配るしかありません。