Mogicはかんがえる

少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2023.09.19

気になったが吉日

会社で意思決定をする間際、どうしても「しようと思って選択しているのか」「せざるをえず選択しているのか」が気になります。

未来を考えるにあたり幾つかの可能性を並べるわけですが、絞りに絞って10個の選択肢になったのか、はじめからたった2個の選択肢しかないのかは判断に向かう出発地点として大きく異なります。

未来は無限という壮大なキャッチフレーズを割り引いたとしても数は多い方に振れるはずですから、やけに選択肢が少ないと違和感を覚えます。

やや強引ながら就職活動に当てはめてみれば、大学3年の4月ならあらゆる業界を選べるのに大学4年の4月だと慎重に業種や企業を絞らざるをえないのに似ています。

働き始めて5年ほど経てば同じ業界でも違う企業への転職は難しく、10年過ぎれば尚更に大変だと思うのであれば構図は同じです。

どうやら、やおら過ぎ去る歳月に取り巻く環境がゆるやかに化学反応してオートマチックに可能だと思える世界を狭めているようです。

この状況じゃあ、その選択肢しかない、と思い込まざるをえない。

それが前向きならいいのですが、ふと目線が下がるようなら気になります。

だからといって、沁み込むように思い込んだものを判断する直前で外すのはほぼ無理じゃないでしょうか。

ですから今度こそと、うんと前に遡って手を打とうと足掻いてみるのです。

絶えず10個以上の選択肢を持つように努力するか、良さそうな2個を選択肢として残せるように道すがら誘導しておくか。

さんざん頭を悩ませても未来は分からないままながら、気になったが吉日、考えうる端まで進んでみようと思っています。

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