少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。
2025.04.07
今回は4月っぽいテーマとして「生産性」を少し考えてみます。
気軽に使う用語ではありますが、まずは定義から。
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生産性
https://w.wiki/7cYh
経済学における生産性(せいさんせい、英: Productivity)は、経済政策に対する生産要素(労働・資本など)の寄与度、あるいは、資源から付加価値を産み出す際の効率の程度である。
次の式で定義される。
生産性 = 産出量 / 投入量
すなわち、より少ない投入量(インプット)からより多い産出量(アウトプット)が得られるほど、より生産性が高いという関係にある。
略
生産性は、企業や国の生産実績を左右する重要な要素である。
国の生産性を向上させることは、生活水準の向上につながる。それは実質所得の増加は、人々が商品やサービスといった財を購入したり、余暇を楽しんだり、住宅や教育を改善したり、社会的・環境的プログラムに貢献したりする能力を向上させるからである。
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大量にモノやサービスを作っていく。
これだけで生産性が高いかというと、必ずしもそうではない気がします。
買い手が望まなければモノなら過剰に在庫が積み上がり、サービスだと見えないサンクコスト(回収できない費用)が沈殿していくからです。
それらを加味すると、やや逸脱した意味での高い生産性とは「できるだけ短い期間において、少ない資源でより多くの生産物が作られ、それらが低い摩擦係数で流通して最大限に消費される」となってきます。
ふうむ、一見これは良さそうな定義ですが、問題はどうやって実現するか?
いろいろ考えをめぐらせると大変ですから、まずは1点突破だけ。
おそらく“少ない資源で多くの生産物を作るところ”と“低い摩擦係数で流通して最大限に消費されるところ”のブリッジ(橋渡し)が一番弱いだろうと推定し、そこを補強することに最初の力を注ぐ。
それはなぜか?
物理的にみて作る人たちは一緒の場所で頻繁に交流しているのに対し、流通のために販売する人たちはその特性から散り散りになっているだろうから伝達経路として相対的に接触頻度が低く、ボラティリティ(ばらつき)が高いから。
がゆえに、作り手と売り手のブリッジのために意識的に手をいれつづけるか、またはあらかじめシステム的に結合しておくかとカード(手札)を考える。
これが一手目(リード)なんですが、やってみないとトリック(結果)は分からないものですね。