少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。
2025.02.26
おそらく5年ぶりになる大掛かりな組織改編を進めています。
正式には4月1日以降にサイトに掲載されそうですが、事前の下ごしらえが盛りだくさん。
なぜ今なの?とかありそうですから、今回はQ&A方式で記載してみます。
Q:なぜ今、組織を改編するのですか?
A:5年前に作った組織の余白を使い切っちゃってパツパツだからですね。ゆったりサイズの服を着たいじゃないですか。
Q:新しい組織はどんな感じですか?
A:幹はスリムに、周りはタプタプに。同じく5年先ぐらいまで長持ちするといいですね。
Q:組織を作り直すときに気をつけたことは?
A:前回(2019年)と違って今回は会社全体を支える莫大な業務システムが動いてて数年先まで拡張されますから、その恩恵を働くひとたちが受け取りやすいように気を配りました。
Q:どういう手順で組織は決まったのですか?
A:これも前回と違ってましたね。ラフなアイデアをチーフ以上のメンバーで議論しはじめて、そもそもどこに何の機能があるのが最大効率なのかとか、ここはやがてシステムが動くから暫定的に対応だよねとか。その後に社員全員にも意見聞きつつ、最終的に固めていきました。
とQ&Aばかり書きつらねてたら単なる思わせぶりになってきましたのでここいらで打ち切りまして、改めて告知とさせてください。
もう1ヶ月ほどで新型Mogicに生まれ変わります。
分かりやすくは組織図、そして名刺や封筒などノベルティのブランドデザインを全面的に刷新しますのでご期待ください。
2025.02.17
会社を運営していると、トラブルだったり、ミスだったり、予定通りだったり、ラッキーだったりがランダムにやってきます。
正確にいうと「ランダムにやってきているように見えるだけ」で本当は構造的な所作、つまり組織/職掌/業務フローなどが影響してて統計的に表現できる分布なのかもなあと思ったりします。
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統計分布
https://w.wiki/D6dZ
統計分布(とうけいぶんぷ)とは、統計集団における分布をいう。
統計分布には、カノニカル分布、グランドカノニカル分布、レイリー分布、ラプラス分布、ベータ分布、ウィッシャート分布、一様分布、ロジスティック分布、対数正規分布、パレート分布、ディリクレ分布、誤差分布、超幾何分布、フォン・ミーゼス分布、極値分布、切断ガンマ分布などがある。
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もし日々の出来事が統計的な分布に従っているとするなら、何らかモデルを作ることができる。
そうしてモデルがあるのならば、パラメータを入れ換えてシミュレーションすることができる。
パラメータにより状態をシミュレーションできるということは、未来における幅を予想できる。
そんなことを考えたりするのですが、これがもちろん難しいわけです。
なにがどう難しいのか?
最初に「統計的に分布」させるためにその軸を決めてやらないといけない。
「備品の発注をし忘れた」「運良くキャンペーンに当たった」「いい人が採用できた」これらが同じ平面にあっていいのか、悪いのか。
「備品の発注をし忘れた」に絞ったとして、頻度なのか、金額なのか、そこに至る承認ステップなのか、人間関係なのか、他の業務との競合なのかを洗い出す。
「備品の発注をし忘れた」でかつ「他の業務との競合」が主因だとして、ルーティンな業務なのか、ごく稀に発生する業務なのかで対象なのか、外れ値なのかを見定めないといけない。
だけどあまりやりすぎると局所最適解で満足しそうで、もしかしたら「全然違う部門の業務をやめたら、この問題は発生しないのかもしれない」ということを考慮にいれてみる。
そうですよね、やっぱり突き詰めてみれば解を導くことが目的じゃないので、階層や粒度の違うものにさらりとまなざしを向けることが大事なんでしょうね。
2025.02.04
立春を過ぎて大雪が降りそうなころ、例年のごとくインターン生が卒業しはじめます。
早い人だと1月に内定がでて、遅くとも7月ごろに全員が卒業するぐらい。
いつも「あれ、インターン生、みんないなくなっちゃうんじゃない」と誰かが口にするのですが、知らぬ間に新しい3年生が続々とやってきて、すぐに1年が過ぎてまた同じことを思うのです。
今年は彼らの過ぎゆく姿を横目で追いかけながら、ふと「自分がもし今の大学3年生だったら何を目指すのかな」と考えていました。
2025年で大学3年生ということは、2003年/平成15年生まれ、六本木ヒルズがオープンした年。
2025年のトピック、7人に1人が75歳以上の後期高齢者、インフレ/金利の上昇、世界で紛争が続き、生成AIが話題。
2025年から20年後の予想、今のある60%以上の仕事がなくなり、新しいものが出てくるらしい。
そうだな、まだ知らない仕事がたくさん出てくるんだったら、一番最初にそれに携わりたいかな。
やればすぐに第一人者になれそうだし。
でも、まだ見ぬ職業だし、どうやって今から探せばいいんだろう。
そのまま未来を見ていると期待ばかり投影して現実感を失いそうだったので、ヒントを求めるべく過去20年のうちになくなった職業と生まれた職業を調べてみました。
なくなっていった職業:ビデオレンタル店の店員、写真現像所のスタッフ、電話交換手、CDショップの店員、電話帳製作者、テレビ・ラジオの修理技術者、銀行窓口業務担当者など。
生まれていった職業:データサイエンティスト、機械学習エンジニア、インフルエンサー、デジタルマーケター、フードデリバリー配達員、クラウドワーカー、遠隔医療コーディネーター、働き方改革コンサルタントなど。
こうやって並べてみると確かにそうだなと感じながら、20年以上前の2003年に「将来、インフルエンサーになるんだ」といってたら大笑いされるか、はぁと呆れられるに違いありません。
でも、おかしなもので今では「インフルエンサー」はごく普通のこと。
となってくれば、20年以内にまだ見ぬ新しい職業につくヒント、それは今だと笑われるような仕事、ソレなんじゃないかなと思います。