Mogicはかんがえる

少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2015.04.22

ビジネスをプロファイリングする

プロファイリングといえば犯罪心理学を思い出す人が多いと思いますが、汎用的にいえば「網羅的に解析した結果から、行動する人の特徴を割り出す手法」ということができます。

ビジネスをプロファイリングするとは何か?

ビジネスとは未だ見えない将来の誰かにサービスやモノを販売する流れです。

もし仮に「未だ見えない将来の誰か」が今の段階で100%予測できたらどうでしょうか?

とてもビジネスをするのが楽になります。

しかし、当然ながら100%は予測できません。

ただ、もし10%だけ将来を見える人と、30%だけ将来を見える人がいたとしたらどちらが有利かと問えば、後者になります。

では10%と30%の差はどうして生まれるのか?

そして、ビジネスでそういう差を生むことは可能か?と問いを立ててみます。

おそらく差が生まれるのは、「普通の人が目に見えないものを見えるように考えているかどうか」という意識の問題であり、ビジネスにおいてチームワークで実践することは可能だと考えています。

2015.04.03

研修の前に、自ら学びたくなる場を考える

ここ1年社内メンバが増えてきたこともあり、チームワークや教育について考えてきました。

また、eラーニングシステムを提供する企業としても重要な課題となってきています。

一つの重要な問いとして、人はどのタイミングで最も自ら学びたいと思うのか?というものです。

仮に研修カリキュラムが豊富で、高度であったとしても、学ぶ側にその「用意」がなければ意味をなしません。

研修=退屈な授業というイメージが先行しがちなのも、その「用意」なしにただ講座を受けている可能性があります。

まず、自ら学ばねばならないという意欲や課題意識を生みやすくするのは、自分がこれまでにない新しい環境に置かれることが挙げられます。

例えば、長年経理を担当してきて、最近人事を担当するようになってきたとしたら、やはり何とかキャッチアップしなければとなります。

また、30代に入り、プレイヤーから管理職になったときも同様です。

ということで、教育の前に自発的に学びたくなる環境の変化を設計する必要がでてきます。

中長期的に会社に教育を根ざしていくのであれば、リポジション=公式、非公式な環境の変化を作っていくことも重要だと考えています。

2014.07.03

分業とコミュニケーションの問題

一人で作業を完結できるのであればコミュニケーションは必要ありません。

しかし、二人以上で作業するにはコミュニケーションは必須となってきます。

その時に考えることがあり、コミュニケーションとは情報伝達だけでよいのか?という問題です。

理想の一つは、情報伝達と同時に相手の脳を活性化させることができればと考えます。

ライフネットの方が触れられていた生産性に関する文章でまさにそうだと思ったことがあり、引用します。

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昔、スウェーデンの学者の労働生産性の向上についての講義を受けたことがあるが、彼は、「労働生産性の向上は社員の大脳の働きによってのみもたらされるものであって、大脳が生き生きと活動する要件は、①楽しくてワクワクすること、②M&Aのように全く異質の組織や風土に直面して、びっくりすること(刺激を受けること)、③短時間に集中して仕事に取り組むこと、の3つしかない」と喝破していた。

今から20年以上も前の話である。
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大勢の人が同時に働く「会社」という場所で、コミュニケーション自体を「①楽しくてワクワクすること、②M&Aのように全く異質の組織や風土に直面して、びっくりすること(刺激を受けること)、③短時間に集中して仕事に取り組む」ために設計できれば半自動的に生産性の向上につながるという仮説を日々検証しています。

2014.05.08

生産性とは残業して働くことではない

Mogicは、原則として土日祝日は働くこと禁止で、平日は残業もしないように伝えています。

その理由は明確で「生産性をいつまでも向上させつづけたいから」です。

もし仮に、残業して1日に2倍の時間を働いたとします。生産量は2倍になります。

しかし、翌日にさらに2倍を働けるかといえば働けません。よって、生産量の継続的な向上は1日で消滅します。

1日1日ごとに生産性を少しでもいいから向上させたいと思うため、生産する時間は固定化=営業時間内にします。

そうすることで毎日同じ時間量の中でどこまで多くのことができ、多くの何か新しいことを生めたかを測定することが可能になります。

毎日同じ時間量の中で昨日よりどこまで多くのことができるようになるか?

厳しい問いを毎日していかねばならないと思っています。

2014.05.07

デザイナーやエンジニアとチームで仕事をするとき

最初に打診するとき、具体的な依頼はほとんどしません。

・マンハッタンのとあるビルのアールデコの発想を、現代でもう一度とらえなおして表現してもらっていいですか?

・上海の夜景に潜む、20世紀と21世紀の境界線をデザインモックアップに表現してもらっていいですか?

・日本的な生け花と、西洋のフラワーマネジメントの違いから、今一度、生け花的な隙間の空間表現を再定義してもらっていいですか?

という曖昧な依頼をしています。

そういう課題が人を本気にさせると信じているからです。

2014.05.07

機会をマーケティングする

ペルソナを作り、それにどうターゲットするかを決めたり、反応を試したりということがあります。

私たちはそういう形のマーケティングは行わず、機会をマーケティングするようにしています。

機会をマーケティングするとは何か?

それは、急激に情報の流通チャネルが変化していく中で、急に生まれて出てくる、想像できていなかった「機会」をリアルタイムにとらえる方法だと思っています。

1年に1回、数ヶ月に1回、戦略を立てて、資料作ったりすることも大切ですが、本当にそんなタイムラグのあるやり方が最適なのかを考え直す必要があります。

2013.06.19

今日クリエイティブだと感じられたか

今日一日に何か少しでもクリエイティブだなあと感じられたか

または相手に感じてもらえるか、または聞いたことのない話だなあと思ってもらえるか

クリエイティブという曖昧な言葉を感覚的にあらわすならば

・今この瞬間に、まさに猛烈に何かやりたいという衝撃をもたらすもの

と定義しています。

本で読めるようなことや、どこか聞いたことのある話がしたいわけではなく、今ここでしか話せないような話を積み重ねていく努力を
かかさずに進んでいきます。

2013.03.19

成長を約束する

個人の成長は自分の努力にかかっていますが、同時に周囲の人の気配りにもかかっています。

ある人が自分の力がすごいといっていきがるとき、周りの人が「それは違う。自分だけの力じゃないよ」といってあげられる文化でありたいと思っています。

会社のメンバがみんなの成長に気を配る。

そういう成長を約束したい。

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