少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。
2023.01.30
脆(もろ)いところがあると聞けば、悪いように思えます。
手すりの端っこが錆びて脆くなってる、気分の上がり下がりが多く涙脆くなっている、試合前に意見が対立しチームワークが脆くなっている、誰かのコメントにメンタル脆くなってる、とか。
脆くなってるなら、強くしなきゃ、補強しなきゃ、回復しなきゃといったベクトルが自然と働きます。
ですが、脆いが故の利点があることを忘れてはなりません。
昔読んだ社会的ネットワーク論には、人間関係のつながりに強いものと弱いものそれぞれに役割があると書かれていました。
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社会的ネットワーク
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF
例えば「緊密型ネットワーク」は、ネットワーク上に多くの空白を含むもの(structural holes - 構造的空隙)や、主たるネットワークの外側で他の主体者と緩やかにつながっているもの(weak ties - 弱いつながり)に比べ、メンバーにとって実際にはあまり有益ではない。
より開かれたネットワークには、社会的空隙や弱いつながりが多く含まれており、冗長なつながりに満ちた閉鎖的なネットワークよりも、より多くの新しいアイデアや機会に恵まれる可能性があるのだ。
言い換えればこうなる。
ただ一緒に何かをするだけの友人集団というのは、同じ知識や機会を既に共有してしまっている。
一方、他の社会的世界へ関わりを持つ個人の集団というのは、より広い範囲の情報へとアクセスすることが出来る。
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強固で盤石であるということは、固定的でマンネリ化しているとも言い換えることができ、脆く壊れやすいということは、流動的で変化しやすいとも言えます。
ですから、会社を運営するでも、生きていくでも、目をそむけがちな脆さをうまく織り込めばいいのだと思っています。