Mogicはかんがえる

少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2024.01.09

当たり前をスローモーションで

ゆっくりと時間のある時にこれまで知らない分野を覗いているですが、最新の化学領域に目をやるとアト秒、つまり10のマイナス18乗秒という単位で新たな測定が始まっていると聞いて驚くばかりです。

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アト秒科学で波動関数をみる ※括弧内の秒数は分かりやすく追記
https://www.kyoritsu-pub.co.jp/book/b10039911.html

それぞれの時間領域には、それぞれ特徴的に起こる現象がある。

物質に光を当てたときに生じるりん光の寿命は、マイクロ秒(100万分の1秒)の領域である。

同様に物質に光を当てたときに生じる蛍光の寿命は、ナノ秒(10億分の1秒)からピコ秒(1兆分の1秒)の領域である。

分子の振動波束運動や分子中の原始の組み換えを伴う化学反応は、フェムト秒(fs:1000兆分の1秒)の領域で起こる。

アト秒(as:100京分の1)時間では、分子の構造変化が起こるよりも速い時間で、電子ダイナミクスを測定することができる。
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ここまで微小な時間単位とはいわず、日常生活でも設定された時間の枠によって見えるものが違ってきます。

高速道路を飛ばして流れていく景色とぶらぶらと道草して感じられる風情。

せかせかと急いで向かう通勤路とふっと夕ご飯の支度が感じられる帰り道。

達成したくジリジリ焦る気持ちとありがたさにしみじみと感謝する心持ち。

ということで、今年は一つ、当たり前だと思っていた仕事をいろんなスローモーションで捉え直してみようかと思い立ちました。

スローにすればこれまで見逃してきた大事なことを見つけられるかもなあ、とまで書いてから、ああ、すでにこの前置きこそ、年始のご挨拶としては長く間をとりすぎました。

気をとりなおして、今年のMogicは15周年イベントが盛りだくさんです。

みなさまに楽しんでいただけるよう、準備をはじめています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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