Mogicはかんがえる

少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2025.03.05

山盛りの仕事を大局観で見る

忘れた頃に灰雪が積もり、街角に卒業の看板が並んで、東から鰆を呼ぶ風が吹いてくるなら、ここぞとばかりに年度末のやるべき仕事が重なり、ゆっくり見る間もなく花びらが舞い散るとしても、すぐに遠くから艶やかな黒い燕たちがやってきて、するりと滑るように新しい年度が始まっていく。

3月4月、何かと慌ただしい時節になりました。

こんな時は好むと好まざるとに関わらず、さんざんと仕事が降ってくるものです。

はぁ、ふぅ、ひぃと弱音を吐いてみるもののどうにもなりません。

とりあえずここは一つ、頑張っていこう、踏ん張っていこう!と口に出してみるものの、なんだか性に合いませんから、それはやめて勇猛果敢に手を抜いていくことにしました。

「え、手を抜くとこ?ここはもっと馬力あげてくんじゃないの」

そういう声もあるでしょう。

ですが、言い訳まじりに「手抜き」の語源を見ればあながちズレてはいないんです。

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手抜き
https://w.wiki/DHVo

手抜き(てぬき)とは、囲碁や将棋において、直前の着手に対して応接せずに、離れた場所に着手すること。

一般に、戦いの最中や、大きな欠陥を残すような場面で手を抜くのはよくない。

しかし手を抜いても大きな損害が出ないような場合なら、思い切って手を抜き、大場に先着するのも重要な戦法である。

また、完全に形を決めてしまわず、後に味や含みを残しておくために手を抜くこともある。
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大事なことは、「手を抜いても大きな損害がでない場合」という前提条件。

結局は山盛りの仕事を大局観で見るなら重心の見極めこそ大切で、それを見誤ると大損害となり、うまくいくと大成功になる。

判断を間違うと相当不利になるハイリスク・ハイリターンという情勢。

こう考えなおすとなぜか俄然やる気が出てくるもので、起業家とは因果で厄介で回りくどい職業なんです。

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