Mogicはかんがえる

少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2021.03.16

インフォデミックとニュース砂漠

コロナによるパンデミックで、ネット上にも大量の情報が押し寄せてきました。

その現象はインフォメーション(情報)のエピデミック(伝染病)=インフォデミックと呼ばれています。

総務省にインフォデミック調査の興味深いページがあります。

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新型コロナウイルス感染症をめぐる情報流通の現状
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd123100.html

デロイトトーマツコンサルティング(2020)の試算によれば、世界の情報伝達力は2002年のSARS(重症急性呼吸器症候群)流行時から68倍に拡大しているという。
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そして計算方法にも依存はしていますが、デトロイトトーマツの調査報告のタイトルが「1世紀で150万倍に増大した情報伝達力~ 情報の急速な伝染「インフォデミック」とは」です。特にコンテンツの情報量とコンテンツ数が大きな影響を及ぼしているようです。

氾濫する情報がある一方で、ニュース砂漠という問題もあります。

これはアメリカの地方新聞社がネットメディアの興隆でどんどんなくなってしまい、地域住民に必要なニュースが発信されなくなった現象を指しています。

情報が氾濫するインフォデミックと、ローカルなニュースが枯渇するニュース砂漠。

もし人間の認識力が1世紀で150万倍になればいいのですが、さほど変わっていないことを考えると「膨れあがる情報と干あがる情報」にどう対処していけばいいものでしょうか。

少なくとも小学校から「情報の調理実習(インフォクッキング)」という科目でもあったらいいのかなと。

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参考情報:文部科学省 情報教育の推進
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1369613.htm
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