少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。
2024.01.22
とある料理研究家のレシピに感動してエッセイを読んでいたら、思いもかけず鍋やフライパンの手入れをしたくなりました。
まずは一番大変そうなやつ、ちょっとくびれて小さなミルクパンから。
外の焦げを大まかに削りとり、粗めのやすりをかけて、布で磨いて仕上げていきます。
はぁと息をかけて拭うと、使い込まれた道具は鈍くしっとり輝きはじめました。
不思議なもので、じぃと眺めるとまた料理がしたくなります。
慣れ親しんだ道具だからこそ、きちんと手を入れておく大切さ。
これはビジネスでも通じるように思います。
例えば、ごく簡単にメールを書くということ。
キーボードやマウスの操作、辞書に登録された固有用語、できるだけ誤解を減らす書き方、主語/動詞/目的語の明示、コピペのミスを防ぐ方法、メールの往復を最小化する流れ、相手が選びやすい選択肢の提示、見やすいように入れる区切り文字、抽象単語と固有名詞の配分、相手が返しやすい送信のタイミング、送信前のセルフチェック、迷惑メールフォルダに入る可能性の考慮、セキュリティを意識したファイルのやりとり。
一つずつ磨きこんでいれば、自分の思うように使えますから。
たかがメール、されどメール、そうしてメール、見なおして悪いことは一つもありません。