少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。
2024.08.05
幼稚園の年少クラスから中学生くらいまでの子どもへの接し方。
今どきの、という枕詞が子どもへの向き合い方をさらに難しくしているように感じますが、とても分かりやすい本があったので(著者への敬意ゆえ、本来の引用文法からズレて)ちょっと長めに引用します。
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子どもが嫌いなおとな
珠藻留意(著)
https://mangabito.biz/?p=17236
子どもに対してマウントを取りたい大人もいます。
これはその後の指導や授業などで指導者や先生が主導権を持ちたいからだと思います。
ですが、人によっては逆効果です。
子どもたちはマウントをとらなくても信用できる人の言うことは聞きます。
楽しい人や親身になってくれる人も好きです。
ですが、昔の武勇伝を語る人や、自分の教え子にこんな有名人がいるというような自慢話に興味はありません。
男女間の会話でも同じようなことが言われることがありますが、「自分がすごいという自慢話」「昔悪かった話」などは好きだと思っている異性に聞かされているうちは凄いと思う人もいると思いますが一般的には聞いている方は疲れます。
特に昭和や平成初期の少し乱暴なお話は、子どもだけでなく、子どもからその話を聞いた保護者からも嫌がられるはずです。
なにか問題があったときは「あの先生(指導者)は以前こういう話をしていた」と真っ先に疑われることにもなる可能性もあります。
少しできるようになった子どもを褒めないで「まだまだだな」という態度もよくありません。
ちょっとでもできたら褒めてどんどん調子に乗らせて上達させる方法もあります。
そこで否定的な話をして「認められたい」と思うような職人思考の方向に持っていくというのは「特待グループ」などの特別優秀な子どもの集まり等でなければ難しいと思います。
そこまでのクラスになれば負けず嫌いと目標意識の高い子の集団になっている可能性が高いからです。
その競技や楽器、学習のはじめに大人の不必要な意識付けは子どもたちの興味を削ぎ、場合によっては反抗心を起こさせてしまいますので気をつけましょう。
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読んでいくうちに、今どきの子どもだけじゃなくて、今どきの会社経営も同じなんじゃないかなと思えてきます。
壮大な目標がもたらす達成できなさを利用して「認められたい」という条件反射を引き出そうとすれば、「はぁそうですか」とすぐに作為を見透かされるでしょうし、今を生きる彼らにとってリアリティのない5年前、10年前の武勇伝や自慢話なんて(リアルタイムこそリアルなんで)聞きたくはないでしょう。
いつの時代だって立場やカタチは変われど、感じている時間軸やリアクションは変われど、最後は信頼できる人であること。
それは普遍的にそうなんだろうと思っています。