Mogicはかんがえる

少人数+ソフトウェア+サーバやロボットの組み合わせで
新しい時代の会社経営を進めています。
そのプロセスの一部をこのコーナーでお伝えできればと思っています。

代表取締役 山根陽一

2023.12.04

行く川の水面に善く知る

経営に関するロングインタビューを公開したのち、「戦略、目標、野望、ビジョン、ミッションの違いってなんなんでしょう?」と質問を受けたので少し考えてみました。

最近発売された本に近しい感触の文章を見つけたので引用してみます。

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戦略の要諦
リチャード・P・ルメルト(著)、村井 章子(訳)
https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/23/10/13/01057/

戦略の策定とは、単なる意思決定ではない。

意思決定の場合、とりうる行動の選択肢があらかじめリストアップされていて、その中から選ぶことが想定されているが、戦略を立てるときはそうではない。

まずは課題の特定から始まる。

また戦略策定と目標設定は違う。

戦略は組織が直面する課題から始まるのであって、先に最終到達地点としての目標を設定するのはあべこべである。

けっしてゴールから、つまり目標設定からスタートしてはならない。

いま何が問題なのかを理解することから始め、成否を決するポイントを見きわめることが戦略策定の王道である。
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個人的には、目標、野望、願望、ビジョン、ミッションはほとんど気にすることなく、戦略のあり方だけに集中すればいいのではと思っています。

戦略に他の要素が数珠つなぎに連なると予想しているからです。

では、戦略のあり方はどうするのか?

禅問答のようですが、行く川の水面に刻々とうつり変わる自分たちを善く知るが如くです。

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